お役立ち情報
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直売所運営でのお役立ち情報をお届けします。
直売所繁盛チェックシート
お客様と打合せや導入のお手伝いさせていただきながら経験から、この直売所繁栄チェックシートを作成しました。
何から手を付けていいのか分からない、気を付けるポイントが知りたいとお考えのこれから農産物直売所を始めようとされている方は是非お役立ててください。
農林漁業の6次産業化:農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sanki/6jika.html
農林漁業の6次産業化とは、1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取組みのことです。
農林水産省ではこれらを推進するために、6次産業化向け制度融資や加工・業務用需要に対応した新品種の開発の支援などを行っています。
取組や商品の事例、支援対策のご案内など役立つ情報が掲載されています。また、支援人材や相談窓口の情報も掲載されていますので是非ご覧ください。
売れ残りに困った直売所の解決事例紹介
生産者が愛情を注いで育てた農産物も、消費者の手に渡らなければ無駄になります。こんな悲しいことはありません。
売れ残り品に困っていた直売所店長のAさんが取り組んだ事例を掲載します。
解決策1: 売り切ることへの取り組み
- 夕方に時間を決めてタイムセールスを実施、翌日にはおつとめ品として値引販売
- 大量のまとめ買いについては価格応談
- 近隣の畜産農家へ飼料として格安提供
- 農産物加工場やレストランを設置しそちらに回す
解決策2: 売り切ることへの取り組み
- 同一商品で完売と売残りがある場合は、理由を検証。品質向上の栽培指導、価格設定のアドバイスを実施
- ラッピング講習会を開催(葉物野菜などはラッピングしないとすぐに萎びてしまいます)
- 過去の販売履歴の分析により出荷数を調整
- 出荷品の品質基準を設け品質の画一化を行い、来客数増加を実現。またクレームも減る。
解決策3:在庫を残さないことについて
- 近隣の養護施設などへ無償提供
- 加工品の試作材料に無償提供
- 近隣の畜産農家へ飼料として無償提供
- 生産者に同士による野菜、果物、加工品と各々が違った品物の物々交換
まとめ
直売所では売れ残りを出さない工夫をしていますが、毎日必ず完売することはほとんどありません。そのため、いかに売れ残りを未然に防ぐか、売れ残った品物を有効に活用するかといった事に注力する必要があります。
売れ残りを防ぐには、データの分析も必要とされます。
直売所の周辺人口はどのくらいか?世帯数や年齢分布など人口動態を調査し、毎日買い物に来るお客様はどの位いるのか?1回の購買金額は?時間帯別のお客様数は?曜日別のお客様数は?月別のお客様数は?などなどです。
データの蓄積、分析により的確な数量と種類の品揃えができます。
現在の店頭には必要以上の数量を揃えていませんか?また、必要以上の種類を揃えていませんか?残念ですが、どんなに品質が良く美味しい農産物でもお客様の購買力以上には売れません。
直売所が直ぐに出来る「売り切ることへの取り組み」は、適正な数量と種類の品揃えです。同時に、お客様の数を増やす集客・販促です。
また売れ残った商品は有効活用が出来るシステム作りが求められます。有償・無償に限らず廃棄処分だけは避けていただきたいと願うばかりです。