お役立Q&A

直売所問題解決コーナー

直売所が抱える課題について、参考事例を基に解決への道筋を示します。
多くの直売所が悩み、もがき、苦悶する日々の業務について、仲間の直売所が取り組んだ事例を掲載しました。
解決のヒントを見出し行動を起こせば、あなたには明るい明日が訪れます。

売れ残りに関して

売れ残り品に困っています。
生産者が愛情を注いで育てた農産物も、消費者の手に渡らなければ無駄になります。こんな悲しいことはありません。
夕方の直売所に品物を引き取りにくる生産者の辛い気持ちを思うと、悲しくなります。
この様な直売所で日々見る光景を出来る限り少なくする方法は無いものでしょうか?
(直売所店長 A.E.さん)

Q&Aイメージイラスト

解決策

事例:売り切ることへの取り組み
●値引き販売(注意:基本的に値引き販売を行わない直売所がほとんどです。)
  • 夕方に時間を決めて20%程度の値引きを行うなど、タイムサービスを実施しています。
  • 大量のまとめ買いには、価格応談をしています。
  • 翌日におつとめ品として50%程度の値引き販売をしています。
  • 近隣の畜産農家へ飼料として格安で提供しています。
  • 併設する農産物加工所が全量買い取っています。
  • 併設するレストランが全量買い取っています。
●売れ残りの防止
  • 同一種類の商品で完売と売れ残りがでる理由を検証しています。
    検証結果から品質に問題がある場合は、品質向上を促すための栽培方法の指導などを行っています。
    検証結果から価格に問題がある場合は、価格設定についてアドバイスを行っています。
    検証結果からラッピング等に問題がある場合は、ラッピングについての講習会を開催しています。
    (葉物野菜などは、商品全体をラッピングしないとすぐに萎びて商品価値が失われます。)
  • 過去の販売履歴の分析により、出荷数量を調整しています。
    販売履歴の分析は、曜日別、時間帯別、価格、天気、気温など様々なデータを基に出荷量の事前調整を行っています。
    午前中の販売量を分析し、午後の出荷量を調整しています。
  • 出荷品の品質基準を決めています。
    出荷者の裁量に委ねることに頼らず、品質基準に従い出荷することで直売所の品質が向上しました。
    品質の画一化で直売所の来客数が増加し、結果売れ残りが無くなりました。
    商品に対するクレームが無くなり、消費者から信頼を得ることが出来ました。
在庫を残さないことへの取り組み
●売れ残り品の有効活用
  • 無償提供(売れ残り品の引き取りを放棄した生産者の商品は、無償で直売所に譲渡されます。)
    近隣の養護施設などへ無償提供しています。  (運搬は養護施設側が行います。)
  • 加工品の試作材料に無償提供しています。
  • 近隣の畜産農家へ飼料として無償提供しています。  (運搬は畜産農家側が行います。)
  • 併設する農産物加工所に全量無償提供します。
  • 併設するレストランに全量無償提供します。
  • 物々交換
    生産者に同士による野菜、果物、加工品と各々が違った品物を交換しています。

総括

この様に直売所では売れ残りを出さない工夫をしていますが、毎日毎日必ず完売することはほとんどありません。
そこで、如何に売れ残りを未然に防ぐか、また、売れ残った品物を有効に活用出来るかといった事に注力する必要があります。
売れ残りを防ぐには、データの分析も必要とされます。
直売所の周辺人口はどのくらいか?世帯数や年齢分布など人口動態を調査し、毎日買い物に来るお客様はどの位いるのか?
1回の購買金額は?時間帯別のお客様数は?曜日別のお客様数は?月別のお客様数は?などなどです。
データの蓄積、分析により的確な数量と種類の品揃えができます。
現在の店頭には必要以上の数量を揃えていませんか?また、必要以上の種類を揃えていませんか?
残念ですが、どんなに品質が良く美味しい農産物でもお客様の購買力以上には売れないという事実があります。
直売所が直ぐに出来る「売り切ることへの取り組み」は、適正な数量と種類の品揃えです。
同時に、お客様の数を増やす集客・販促です。
また、売れ残った商品は有効活用が出来るシステム作りが求められます。
有償・無償に限らず廃棄処分だけは避けていただきたいと願うばかりです。
尚、集客・販促に関しては現在事例を収集しています。事例が整い次第記載いたします。

里山ランドお役立ちコーナーでは、このあとも直売所運営での様々な問題についての解決策事例をご紹介します。
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